カウンセリング・NLPの記事

  • リフレーミング②

    2017年6月5日

     

    前回に引き続き「リフレーミング」についてです。

    6月2日の「リフレーミング」のブログをまだ読んでいない方は、そちらから先に読んでくださいね。

     

    今日は2つのリフレーミングについて。

     

    ①状況のリフレーミングとは・・・

    ・ある行動に対して、それがメリットとして活かされる、別の環境や状況を見つけること

    ・役に立つ別の状況を見つけ出すこと

    ・全ての行動にはその価値を生かせる状況がある

    ・ある状況では役に立たないような不適切な行動であっても、別の状況では役に立ち、適切なこともある

    ・どのような時に、この行動は役に立つのか?という視点で考える

     

    例:せっかちです⇒何事も早め早めに行動できる、人を待たせない時間厳守の人

      おしゃべりです⇒無口な人と話すときや初対面の人と話すときに困りませんね

      飲みすぎてしまう⇒接待では大活躍ですね

      頑固なんです⇒交渉では役立ちますね・心強い味方ですね

      細かい性格です⇒営業よりも経理部で活躍できますね

     

    ②内容のリフレーミングとは・・・

    ・ある行動に対して状況は変えずに、別に意味を持たせる、内容や意味を変えること

    ・他にどのような意味があるかという視点で考えること

    ・事態や状況は同じでも本人の状況への見方が変わる

     

    例:子供がすぐ服を汚すのです⇒元気で成長が楽しみですね

      忙しいです⇒人生充実していますね

      優柔不断です⇒慎重なのですね

      頑固です⇒意志が強いですね

      計画性がないです⇒柔軟性がありますね・変化に強いですね

     

    自分や人の嫌なところもにも別の意味があります!

     

    例えば、「独断で仕事をどんどん進めてしまう勝手な上司」を・・・・

    状況のリフレーミング⇒緊急事態には頼れる存在

    内容のリフレーミング⇒情熱的に仕事に取り組んでいる・決断が早い

    リーダーシップがある

    人や自分に対しても、直そうとするのではなくリフレーミングして、それを受け入れてみましょう。

     

    人との関わりにおいて、ストレスが軽減するでしょう。

    シェイクスピアの言葉で、「良いも悪いも本人の考え方しだい」という言葉があります。

    考え方・受け取り方次第で、人生は良くも悪くもなる・・ということでしょう。

     

    有名な例え話で、「コップに水が半分入っている」時に人により正反対の意味付けをします。

    「半分しか入っていない」

    「半分も入っている」

    コップの水の量に変わりはありません。

    あなたはどちらの意味付けをこれからの人生で選択してゆきますか?

     

    リフレーミングは一つの事柄を、様々な角度から考えるために思考の柔軟さが求められますね。

    思考が柔軟になると、人生の選択の幅が広がります。